2020年大晦日に行われたボクシングの試合において、井岡一翔選手のタトゥー丸出し問題に進展がありました。
本来、日本のボクシング協会(JBC)ではタトゥーが出ている状態での試合は禁止となっています。
それを無視して隠すことなく試合に臨んだ井岡選手はどうなるのか?
また世間の声はどうなのかをまとめました。
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井岡のタトゥー問題の全貌

大晦日に行われて今更感もありますが、JBCの回答があったので紹介します。
井岡のタトゥーでJBCが激怒!
日本ボクシングコミッション(JBC)ルール第86条には
入れ墨など観客に不快の念を与える風体の者は、試合に出場することができない
と定められています。
外国人選手や海外での試合は適用外ですが、日本のライセンスを持った選手が国内のリングに上がる際は禁止となっています。
タトゥーが入っている選手は、ファンデーションやテーピングで隠すようにすることが義務付けられています。
実は以前からタトゥーを入れていた井岡選手ですが、以前行われた試合ではしっかりファンデーションで隠していたので、今回の丸出しには驚きの声がたくさんありました。
規定を無視して出場したことでJBCは井岡選手に処分を検討しているということです。
計量の時からタトゥーが丸見え
前日までに規定の体重にして行われる計量は、一般的に公開されることも多いです。
K1などでもタトゥーがある選手は、前日の計量時にはタトゥーを隠した状態で臨むことになっています。
もちろんボクシングも例外ではなく、計量の時から隠すべきなのですが井岡選手はこの時も丸出し状態・・・。
対戦相手の田中恒成選手のツイッターを見ると隠す気は全くない感じですね・・・。
52.1kg計量OK
準備は整った。
舞台も整った。「負けても俺には次がある」ではない。
負けたら「二度と来ないビッグチャンスを掴めなかった男」
勝負は全て一発勝負。
チャンスを掴む男魅せます。WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
井岡一翔vs田中恒成人生懸けて戦います。#四階級制覇 pic.twitter.com/9QfmDq6tSK
— 田中恒成/KOsei Tanaka (@KOsei530) December 30, 2020
JBCはこの時も井岡選手に隠すよう注意していたにもかかわらず、試合の時も変わらずだったので処分をすることに決めたようですね。
井岡陣営は隠す措置をしていたというけど
全く隠していないわけではなく、ファンデーションは塗られていたという報道がありました。
それが汗で取れてしまい、結果的に丸見えになってしまった・・・と言いますが、疑問が残ります。
選手がタトゥー隠しで使う専用のファンデーションは非常に汗に強く、簡単に落ちません。
通常2、3日は消えないくらいしっかり肌について簡単に取ることもできません。
ただし擦る力には弱く、試合中に見えてしまう可能性はあります。
しかし井岡選手のタトゥーは部分的に見えているわけではなく、丸見え。
ファンデーションを塗っていたと報道で出ていますが、専用のファンデーションではない物を使っていたのかもしれませんね。
井岡のタトゥー問題の処分はどうなる?

過去のJBCの処分
井岡選手の処分について検討中なので、どんな処分になるのかは分かっていません。
しかし今までもJBCは様々なことで処分をしています。
有名なのは亀田三兄弟の処分。
2014年に国際ボクシング連盟(IBF)スーパーフライ級王者だった亀田大毅選手が、13年の2団体王座統一戦に負けてもIBF王座を失わなかったことで混乱を招いたとして、JBCは3兄弟が所属するジムの会長らのライセンスを更新しない処分を下していました。
この問題は2020年になっても続き、不当な処分ということでJBC側が賠償金を払うことになったようです。
他にも2020年に
- 六島ジム前会長の枝川孝氏
- ミツキジムの春木博志プロモーター
- TEAM10COUNTジムの鳥海純会長
が処分されています。
自身の経営する不動産会社の法人税などを脱税し、法人税法違反などの罪で懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受けた枝川氏は、ライセンス資格の無期限停止処分。
昨年12月14日の大阪市内での興行前に元トレーナーを殴り、傷害罪で起訴された春木氏は、プロモーターライセンスの1年間停止処分。
また、JBC規定のマネージメント料を超えた額を長期にわたり所属選手から徴収していた鳥海会長は、クラブオーナー及びマネージャーライセンスの6カ月停止処分となっっています。
さらにTEAM10COUNTジムは閉鎖することになってしまいました。
このように様々な問題で処分をしてきたので、井岡選手がどんな処分になるのか気になりますね。
JBCの処分は6段階になる
JBCの処分は以下の6段階になっています。
- 厳重注意
- 戒告
- 制裁金
- 没収
- ライセンスの停止
- ライセンスの取り消し
井岡選手及び、マネージャーライセンス保持者に下されるのではないかと思われます。
ライセンス取り消しはおそらくなし
タトゥーが丸見えだったとはいえ、多少は隠す措置をしていたことを考慮し、ライセンス取り消しはないと思われます。
ただ、計量時に注意下にもかかわらずそのまま出場し、大晦日という多くの人が目にする時にそのまま出てしまうのはかなり印象が悪いと言えるでしょう。
ライセンス取り消しではなく、厳重注意くらいだと思われます。
JBCの正式な発表がで次第、詳しく追記したいと思います。
井岡タトゥー処分について世間の声

井岡選手の処分について様々な声があったのでまとめてみました。
良い試合に水を差すな、タトゥーぐらいいいじゃんっていうボクシングに馴染みのある人の意見は目にするけど
Yahooのコメントを見るとルールはルールだから処分は当たり前、入れたければ他でやればっていう声がほとんど。
どっちも分かる。井岡 タトゥー丸出しで処分へ https://t.co/1gjYTmXH53 pic.twitter.com/kk1E84SvFv
— 🍜ジロリアン陸🍜ラーメンしかない。 (@jirolianriku) January 5, 2021
井岡選手タトゥーで処分?
こういうの古いねん…
昔のTPOと今のTPOもちゃうやろ。
サラリーマンもスーツ着んでも仕事できるしカバンもリュックで行ってんぞ。
現状のルールとしてあるならしょうがないけどこれを機に変わったらええね— HASSY(ええやんかぁ〜の人) (@hassy63) January 5, 2021
井岡選手のタトゥー今回は隠してないなとは思ってたけど…処分って😭
リングあげる前にテーピングするとか、塗るとかJBC側が何か対処できたんじゃ??見えないようにしないと試合できませんよーっていう風に…
せっかくいい試合だったのに水さすなんて…— りあchan (@channel_LiANeL) January 5, 2021
ツイッターでは全体的に「今更感」というか、「今時タトゥーくらいで処分なのか」という声が多く上がっていました。
私の個人的な意見としては、日本のボクシングはタトゥー禁止なのは分かっていながらタトゥーを入れて、それを隠さず出して試合するのは処分になっても仕方ないのかなと思います。
それに試合を見た人は、タトゥーについて驚いている人が多かったですしね。
だいぶタトゥーが浸透してきているとはいえ、配慮は必要ではないかと思います。
今回は以上です!
まとめ
- 井岡選手のタトゥー丸出しで試合に出たことでJBCが処分を検討している
- 過去にも様々なことで処分を下してきた
- ライセンス剥奪はないにしろ、何かしらのペナルティはありそう
- 世間ではタトゥー容認の声も多かった
果たしてどんな処分になるのか気になりますね。
また分かり次第追記していきます。