キックボクシングのススメ

THE MATCHメインイベント「那須川天心VS武尊」試合展開並びに勝敗予想してみた

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2022年6月19日に開催となる格闘技界の「世紀の一戦」。那須川天心VS武尊。

 

 

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[chat face=”fullsizeoutput_535.jpeg” name=”ペコ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]試合展開と勝敗を予想してみたにゃ[/chat]

[chat face=”fullsizeoutput_538.jpeg” name=”シロ” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]まずは戦力比較。6つの項目について、1項目の最高値5ポイントを上限とし、フルマークで30ポイントを満点として、独断と偏見で比較してみたよ[/chat]

  • ①【パンチ】:パンチの技術、および威力
  • ②【キック】:キックの技術、および威力
  • ③【スピード】:フットワークならびに各攻撃のスピード
  • ④【ディフェンス】:ブロックや攻撃の見切り、回避などのディフェンス能力
  • ⑤【タフネス】:体の強さや打たれ強さ。前進の際の相手へのプレッシャー
  • ⑥【メンタル】:精神的な強さ

 

<那須川天心選手の戦力評価について>
天心選手の戦力評価は下記の通り。

①【キック】:5点(満点)
②【パンチ】:4点
③【スピード】:5点(満点)
④【ディフェンス】:5点(満点)
⑤【タフネス】:3点
⑥【メンタル】:4点

合計戦力:26点

<武尊選手の戦力評価について>
武尊選手の戦力評価は下記の通り。

①【キック】:4点
②【パンチ】:5点(満点)
③【スピード】:3点
④【ディフェンス】:4点
⑤【タフネス】:4点
⑥【メンタル】:5点(満点)

合計戦力:25点

<上記戦力評価についての詳細>

まず、立ち技格闘技における攻撃の手段である「キック」および「パンチ」について。
両選手ともに最高品質の技術及び威力を持ち合わせており、天心選手はKO率68%、武尊選手はKO率58%と、両者ともに高い決定率を誇る。

しかし、その内訳にまで目を向けてみると、キックでのダウン奪取も多い天心選手と、ほとんどパンチで試合を決定づける武尊選手という視点での比較からは、キックという軸の評価では天心選手に一日の長があると言わざるを得ない。

とはいえ、武尊選手は派手なパンチでダウンを取っている姿からはその印象は薄いかもしれないが、しっかりキックを使ってゲームメイクをしている。パンチに繋げるための布石としてローキック、ミドルキック、前蹴り、そして三日月蹴りを駆使している。

それでも天心選手と比較して威力はともかくスピードとバリエーションにおいては一歩先んじられているという印象は禁じ得ない。

天心選手のキックに関しては倒し方のバリエーションという点においても、ハイキック、飛び膝蹴り、三日月蹴り、胴回し回転蹴りにカポエラキック(センチャイキック)と、多彩なバリエーションを誇っており、その技術は間違いなく世界トップクラスに位置しているとみて間違いないだろう。

逆にパンチという視点に立ってみれば、全体のKO率から見ると武尊選手は天心選手に劣るものの、一撃KOや倒れた選手の様子から垣間見れるダメージの深さという点では、天心選手よりも武尊選手の方が上のレベルにあると評価した。

スピードという点においては格闘技界全体からみても、天心選手のスピードスターぶりを否定できる人間はいないだろう。

逆に武尊選手もスピードはあり、追い足で相手に圧をかけるのが得意な選手なのだが、さすがにその点は天心選手には一歩劣ることとなるだろう。

天心選手についてはそのディフェンス技術についても、動体視力の良さからくる見切りで、致命的な攻撃は決してもらわない。

一方、武尊選手は堅固なブロッキングをベースにした高いディフェンス力を保持しているものの、そのアグレッシブすぎる攻めの姿勢からか不用意にカウンターをもらって被弾する場面も時おり見受けられる。

しかし、そのディフェンス技術を補って余りあるのが、その体の強さ、タフネスの点。お互い致命傷レベルの打撃が交錯し合う打ち合いの中で、自身も貰いつつ倒れているのは相手。

時にリスクが高すぎるかのように思われるスリリング打ち合いを毎回制し続けている一番の理由は、その打たれ強さにあると思われる。

一方、天心選手は、ほとんどの試合の中で先ほども上げた見切りの良さから、危うげな場面自体がかなり少ない。

しかし、天心自身が「試合に勝って、勝負に負けた」と語っている現ONE世界ムエタイフライ級チャンピオンであるロッタン・ジットムアンノンとの一戦においては、プレッシャーを緩めないロッタン選手を相手に自身の打撃は当てつつも押されて疲弊しているように見える場面もあった。そのためタフネスという点においては「強くも弱くもない」という評価とした。

そして、メンタルという点においても、天心選手は上記に述べたロッタン戦にて「気持ちで押されているように見受けられる」場面がそこかしこに見られた。ただ、これに関しては相手が60㎏近辺の階級においては超人的なタフネスを持つロッタンという怪物だから、という点が大きく、メンタル自体が弱いというわけでは決してない。

しっかり自身のゲームプランを実践していき、そのうえでここまでキックボクシング無敗という記録を作り続けている精神力は、「限りなく5点に近い4点」とも言える。

しかしそれでも、武尊選手が格闘技界でも屈指のメンタルタフネスを誇ることに異存がある人も少ないだろう。彼のリング上でのメンタルの強さは、むしろ平時はもろさや傷つきやすさを見せがちな反動として得られているように見受けられる。

リングに上がる前の段階で深く悩み苦しんだ事の反動として得られる、リング上での精神の強さ。それは諸刃の剣でもあるが、これまでそれをずっとコントロールし続けてこれた結果、不利との予想も多かった対レオナ・ぺタス戦においても見せたような瞬発力の高いパフォーマンスを、ここ一番では発揮することができるのだ。

 

<実際の試合展開と試合結果予想>

起こりえる試合展開の展望としては、まず前提として「倒し倒されるかの倒し合い」を望む武尊選手の土俵に、天心選手がどれだけ付き合うかという点に依存するのではと予想する。

フィジカルおよびメンタルのタフネスと一撃で倒せるパンチ、そして体重設定からくる体格の優位さから、武尊選手は真っ向正面の打ち合いを望んでいることは間違いないし、またその土俵に引きずり込むためのスピードや圧のかけ方に磨きをかけていることが予想される。

かたや天心選手は、格闘技随一といえるスピード、フットワークで「貰わずに当てる」スペースを確保しそこからの攻撃を展開しようとするだろう。そして、序盤に関しては天心選手がペースを握る形で進むだろう。

しかし、2R後半から3Rにかけて、少しずつ武尊選手が打ち合いに持ち込める場面が増えてくるだろう。序盤から中盤にかけて、武尊選手が前進とプレッシャーでどれだけ天心選手を削ることができるのか?という点が勝敗のカギを握ることになるだろう。

そして、最終的な予想結果としては、序盤から中盤にかけて有意な天下を確保した天心選手が武尊選手の追い上げから逃げ切り、天心選手の3R判定勝ちと筆者は予想する。

しかし、終盤の天心選手の消耗度合いや、また天心選手が「世紀の一戦」であることを意識して打ち合いの展開を多くすればするほど、武尊選手へ勝利の天秤が傾くことになる。

予想としては天心選手の判定勝ちと予想したが、武尊選手にも十二分に勝つチャンスはある。割合的に言えば55%が天心選手の勝ち、45%が武尊選手の勝ちという競った割合だと考えている。

どちらが勝つにしろ世紀の一戦に相応しい、見どころの多い試合となるのは間違いだろう。

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